愛媛大学社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座

「シンポジウム:地域ニーズに応えるインフラ再生技術者の育成」を開催しました(1月12日(金))

平成30年1月12日(金),愛媛大学南加記念ホールにおいて,ME養成講座の活動の一環として「シンポジウム:地域ニーズに応えるインフラ再生技術者の育成」を開催しました。官公庁と企業を中心に大学関係者を含めほぼ満席(約240名)の方にご参加いただきました。

本シンポジウムでは,まず,国土交通省四国地方整備局の野﨑智文企画部長より「四国における社会基盤メンテナンスの現状と課題」,愛媛県の樋口志朗土木部長より「愛媛県の社会基盤の現状と長寿命化対策について」と題して,四国・愛媛における社会インフラ整備の状況をご講演いただきました。続いて,特別講演では,国立研究開発法人土木研究所の西川和廣理事長より「4年目に入ったインフラメンテナンス~見えてきた課題と新技術~」と題して,インフラメンテナンスの課題(信頼に足る診断の不在が本質的な課題)と新技術活用の可能性について分かりやすく思慮深い解説をしていただき,さらに新たな点検・診断技術開発への期待などを示唆していただきました。

そして,社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座に係る報告として,愛媛大学大学院理工学研究科の全邦釘准教授から「インフラ維持管理の人材育成と新技術の地域実装」,愛媛MEの会の國澤豊氏から「愛媛MEの会の活動」が講演されました。

本シンポジウムを通して,地域が直面している社会基盤維持管理の課題とその対策の方向が把握され,さらに愛媛大学が取り組む社会基盤ME養成講座の内容を広めることで,人材育成の必要性への理解が進んだものと思われます。

 

開会挨拶(森脇センター長)

 

 

 

 

 

 

特別講演(土木研究所 西川和廣理事長)

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