イベントニュース 2010.4.9
平成21年度 最優秀発表賞 受賞者の声
修士論文
重永 三郎
論文題目:「花崗岩不連続面の透水特性と鉱物融解メカニズム」
本研究は高レベル放射性廃棄物の地層処分を研究背景としており、 我が国における原子力発電を支える研究の一つでしたので、自分の研究に 自信と誇りを持って成し遂げることができました。私が最優秀発表賞をい ただけたのも、多くの先生方のご指導、また同研究室の学生の協力があっ たからこそだと思い大変感謝しております。 大学院での研究は、学部生時代よりも大きな責任を伴うため、時には忙しく 大変でしたが、自分が努力する分だけ結果が返ってきましたので非常に充実 し、自分の成長にもつながる2年間でした。この経験を糧に今後も日々頑張っ ていこうと思っています。
中野 裕
論文題目:「干上がりが進行する孤立淵における河川生物群集の時間的変動」
私は河川の干上がりに注目して研究を行いました。この研究では、実際の河川で生物採取や水質測定など現地調査を行ったり、現地で採取したサンプルを分析したりしました。その中でも最も印象に残っている作業は、現地での魚類の潜水観察調査です。ドライスーツを着て川に潜り、魚を数えていました。中にはあまり潜りたくないような場所もありましたが、今ではいい思い出です。また、大学院の2年間では研究を通して様々な知識が身についたとともに学会など多くの人の前で発表することでコミュニケーション能力も鍛えられたと思います。
私は、4月から製造系の会社に就職するのですが、大学で学んだことや経験を基に向上心を忘れずがんばりたいと思います。最後に、在校生・高校生のみなさん、大学は社会で必要な知識や技術を身につけられる機会のある場なので、うまくそれを活かし積極的に行動することが大事だと思います。がんばってください。
卒業論文
松下 ゆかり
論文題目:「微生物代謝を利用したグラウトによるひび割れ補修方法の検討」
私は、上のようなテーマで卒論を発表しました。卒論研究中は、前例のない研究だったこともあり、たくさんの苦労を経験しました。しかし、研究室の先生や先輩方のおかげでこのような賞を頂きとても嬉しく思っています。
私はこの後大学院に進学します。大学院に進むきっかけは、自分の研究室の教授をとても尊敬していることと、今後も卒論テーマを引き続き研究し、学会などで発表したいと思ったからです。大学院では、女の子は少ないですが、研究室や学科の友人とともに頑張っていきたいと考えています。
江頭 麻美
論文題目:「重信川における外来生物フロリダマミズヨコエビの分布域拡大状況および侵入条件」
私は上のようなタイトルで卒論を書きました。川での調査、底生動物の同定等、卒論を書くためにはさまざまなことをしました。辛いこともたくさんありましたが、卒論というひとつのことをやり遂げるために1年間学び、卒論として形になったことは自分にとって大きな自信になりました。この経験を忘れずにこれからは社会人として成長していきたいと思います。