本調査はダム上下流部に設定した各調査地で,底生動物と魚類を採捕するものです.
初回の調査では綺麗なアマゴも捕れていたことから,今回もどのような魚類が見られるのか期待がかかっていました.
そんな中,ある調査地で採捕されたのがこのウナギでした.サイズは尾叉長にしてなんと約1m,本年度の魚類調査でみられたどんな個体よりも大きなものでした.
また,特筆すべきはその身体の太さで,幅は優に4,5cmはあろうかというものでした.これは,普段魚を見慣れた学生であっても,一見すると流木と見間違うほどのサイズ感です.
通常は時間短縮のため,作業が終われば直ぐに次の調査地へと向かうところですが,今回ばかりは暫くの間留まり,この立派なウナギを観察し,写真や動画に収めたりと,ゆったりとした時間を過ごしました.
本調査の目的は個体数とサイズの把握であるため,十分に観察した後は,元気な状態で再び川へと返しました.
次回はどんな魚類が採捕されるのか,とても期待できる結果となりました.
お疲れさまでした.