第5回坊っちゃんセミナー

 2017年12月13日、愛媛大学にて、岐阜大学 宮城 俊彦先生神戸大学 浦田 淳司先生を講師としてお招きし、第5回坊っちゃんセミナー を開催しました。


宮城 俊彦先生, 岐阜大学
Atomic利用者均衡を求めるための漸近的最適応答アルゴリズムについて
(An Asymptotic Best Response Algorithm for Finding Atomic User Equilibria)



配布資料

 宮城先生は,新しい交通システムへ対応した漸近的最適応答アルゴリズムの内容についてご説明いただきました。漸近的最適応答アルゴリズムは,交通システムに確率誤差が発生しないようなケースではwardrop均衡に収束し,偶発的な速度低下を推定する場合は収束効率が低下するといった内容でした。



浦田 淳司先生, 神戸大学
空間変動を考慮したODパターン集合形成モデル -復旧期大規模交通シミュレータ構築にむけて-



配布資料

災害時には、被災地周辺におけるOD交通量の増加やリンク途絶などから、ODパターンやトリップ時間が大きく変化します。特にODパターンの変化は混雑を招く恐れがあり、復旧期のOD予測は重要となってきます。このような背景のもと、災害復旧期を想定した、最小限のインプットデータの下でODパターン予測を行えるモデルを紹介されました。