MEの活動
MEの道を歩もう
四国MEは,各々の職場において今後のインフラメンテナンスへ精力的に取り組むことはもちろん,社会貢献活動にも積極的に取り組むことが求められます。また,継続的な技術研鑽に努め,自身のより一層の能力向上に努めています。「四国MEの会」は,ME相互の交流の場であるとともに,そのような社会貢献および継続学習に取り組んでいます。そして,愛媛大学はそれらの活動を支援します。
「四国MEの会(旧 愛媛MEの会)」ロゴ
社会貢献
ME認定者の評判は高く,自治体職員を対象として行われた橋梁健全性診断ワークショップでも講師側として活躍するなど,県内自治体職員の技術向上に貢献しています。また,地域防災活動イベント等にも協力しています。
橋梁修繕研修会への協力
MEは「愛媛県道路メンテナンス会議」の橋梁修繕研修会等において,現場調査やワークショップのアドバイザーとして活動しています。
写真:橋梁健全性診断ワークショップでのMEによる助言の様子
地域防災活動への支援
MEの会は,継続的な防災教育を支援しています。宇和島市天神小PTAによる防災教育「マイハザードマップ作り」や「夜間避難訓練」等をサポートしました【平成29年度】。
写真:地域防災イベントにおける会場設営等の様子
継続学習
MEの会では継続的な技術研鑽,能力向上を目的として種々の現場見学会を行っています。その他に,新たな知識の習得を目指した愛媛大学主催のフォローアップ講座(養成講座科目の自主的な再受講など)も行っています。
種々の現場見学会(老朽化橋梁の視察)
MEの会では,橋梁管理者の協力のもと,橋梁補修の際の足場を利用して補修前の損傷原因などを議論するといったフォローアップ研修(現場見学会)を開催しています。
写真:愛媛県来見橋におけるフォローアップ研修での現地調査と意見交換の様子
写真:高知県犬吠橋におけるフォローアップ研修での現地調査と意見交換の様子
ME養成講座における助言
MEはフォローアップ学習としての養成講座科目の自主的な再受講に努めています。また,養成講座の講義補助にも積極的に参加しています。
写真:ME養成講座における橋梁のフィールド実習や演習での講義補助の様子
写真:ME養成講座におけるワークショップでの講義補助の様子
MEの声
MEの会 会長
四国MEの会は、愛媛大学の社会基盤メンテナンスエキスパート養成講座を修了した技術者により構成される技術者集団です。講演会や現場見学会を通じて技術力向上を図るとともに、産官学の枠を超えた知識・経験の共有により、災害時に四国を守れる連携体制の構築を目指しています。今後は、技術研鑽を継続すると共に、地域に根付く集団として学生や市民向けの活動を積極的に行い、地方のインフラメンテナンスに貢献できる集団となれるよう活動して行きたいです。(コンサルタント会社勤務)
四国MEの皆さん
ME養成講座の座学とフィールドワークを通じて、それぞれの現場で引き起こされている各種構造物の劣化現象の素因が何に起因するものなのか、そしてどこに損傷がおきやすいのか等について詳しく学ぶことができました。加えて、現場に起きているインフラの損傷を俯瞰的な視点から観察できる能力が身につき、仕事にも大変役立っています。(コンサルタント会社勤務)
ME養成講座では立場の異なる技術者と共に、座学で学び、フィールドワークやワークショップで意見を出し合うことで、幅広い知識の習得と設計する立場での偏っていた考え方を見直すことができました。また、自分の中で、発注者⇔受注者、施工業者⇔設計者の距離間がグッと近づきました。(コンサルタント会社勤務)
ME養成講座は産官学を基盤とした情報の共有、人的ネットワークの形成、自己啓発の場となっています。ME認定後の活動(犬吠橋現地研修、講師補助等)を通して自己が抱く技術者像実現へのインセンティブを高めることが出来ています。(コンサルタント会社勤務)
ME養成講座は、維持管理の専門家を養成しています。我々建設会社の使命は、この専門性の高い知識と技術で、社会基盤の適切な維持施工を行う事により、高寿命な社会インフラ構築に貢献する事と確信しています。(建設会社勤務)
ME養成講座を通じ、普段の業務ではなかなか出会わない方、特に岐阜県や長崎県をはじめ、他県の多くの土木技術者との人的ネットワークを広げることができ、今年度には、現在の職場である高知県にて、愛媛ME及び岐阜ME合同でのフォローアップ研修も開催することがでました。
同じ志をもった全国の土木技術者と常に接することで、業務に対するモチベーションの向上に大いに役立っています。(県庁勤務)
ME養成講座では講義・演習・フィールドワークがバランス良く凝縮されているため、幅広く既存社会基盤の維持管理技術を学ぶことができ、日常業務とは異なる緊張感の中、有意義な講座生活を送れました。定期点検の損傷評価・健全性診断において、大変役立っており、「現場をみる力」を養うことの重要性を益々感じさせられています。(市役所勤務)